映画話のはずですが・・・ -5ページ目

エンジェル



著者: 石田 衣良
タイトル: エンジェル









今回はエンジェルを読みました。

今回の作品は視点が死者の目線。

死んだ者がこの世に未練があると幽霊となって残るといわれている。

自分は幽霊という類のものは見た事が無い。

信じるかどうかといわれれば、どうなんだろうか?

人間は不安定な生き物。情緒不安定な時や

ドラックといわれるようなもので、ハイな気分の時

そんな時目にするものが、ぼんやりしていれば

その後それを幽霊だと思うであろう。

しかし、そんなことを考える反面、それだけでは言いくるめることが

出来ない現象も聞いている。

しかし、この本を読むと幽霊は実在するのでは…と思わせる。

すべての現象を石田 衣良は納得いくように書いている。

また、映画「ゴースト/ニューヨークの幻」のように

愛する人を死者となって守るというストーリー的なところも惹かれる。

映画にしても結構いける作品になると思う。






タイトル: ゴースト/ニューヨークの幻 スペシャル・コレクターズ・エディション

第38回:Ray/レイ

昨日観て来ました。

評価は7です。

はっきり言って、レイ・チャールズの事はほとんど知らない

といった方がいい位、知らないまま観ました。

(盲目のシンガーってことは知ってましたが)

なんと言ってもこの映画の見所は、主演のジェイミー・フォックスです。

何回かテレビで、レイ・チャールズの歌っている姿とか見ましたが、

ジェイミーがほんとそっくりなんですね。

鳥肌ものでしたね。

所々で少年時代の盲目になるまでや、その後の母との誓い

の回想シーンが入ります。

ややその辺の入れるタイミングが?と思ってしまう場所があり

スムーズにストーリーにのる事が出来なかったのが残念でした。

しかし、最後の部分とかはグッとくる部分もありよかった。

アカデミー賞の作品賞は難しいでしょうが、

主演男優賞は最有力だと思いますね。





追伸:昨日は1人じゃなく…って言いました通り、

ネットで知った友達行って来ました。

女の人で、あまり話すのが苦手な自分はドキドキものでした、

上映中も隣で楽しく観てるんだろうか?って思ってしまいましたね。

(自分が作品を選んだので…)

そのせいもあってか、集中できなかったんですかね?

観終わった後の感想が「長かったね。」

…たぶん、それほど楽しくなかったのでは。

一応次も誘ってください。という一言があったので、

次は、大衆うけする、簡単な映画をセレクトしようかと思いました。

今日は

Ray/レイを観に行ってきます。

またいつもは一人なのに、今日は2人です。

ネットで知り合った映画友達といってきます。

ちょっとドキドキです。

では~。

うつくしい子ども / 石田 衣良



著者: 石田 衣良
タイトル: うつくしい子ども








久々の本の紹介です。

前にも書いたが石田さんは本当に人物描写がうまい!!

この作品はテーマが重いです。

1997年、神戸児童殺傷事件をテーマに扱っている作品です。

酒鬼薔薇 聖斗といったほうがピンとくるでしょうか?

今自分でこの事について書いているだけで、身震いがするというか

恐ろしい気持ちになってしまいます。

当時自分は16歳。ほとんど自分と変わらない子が犯人。

警察の記者会見が今でも記憶の片隅にあります。

あの時のショックといったら・・・

この作品では、犯人の兄と家族そしてその友達のつながりを描きつつ

マスコミの過剰反応の面もうまく描いています。

今でもマスコミがニュースのトップになる日がありますが

正常な情報なんてこの世には無いのかもしれませんね。

自分で精査していくことが必要なんでしょうね。

第37回:スイミング・プール




タイトル: スイミング・プール 無修正版







この映画は主演のリュディヴィーヌ・サニエに惹かれて観ました。

リュディヴィーヌ・サニエ を始めて知ったのは、去年の「ピ-ター・パン」

での妖精ティンカー・ベル役のときです。

DVDで観たのですが、特典映像でのあの表情の豊かさに惹かれましたね。

この作品の評価は6です。

はっきり言うと、1回観ただけではすぐには理解できない内容です。

観終わると?????と思ってしまう作品です。

ただよく?と思うと面白くないと評価する人がいますが、そうではないと思います。

この作品も観終わった後に、『監督にうまくはめられたな。』

と思える作品だと思います。

何回か観なおすことにより作品の奥深さを知ることができると思います。

たぶんこの映画は映画好き(ミーハー)には評価は低いかも。

ただ、映画オタクと言えるくらいの人にとっては評価できる作品だと思います。

自分はミーハーではないと思う人は一度鑑賞してみては?

第36回:ステップフォード・ワイフ

 こちらでは予告も宣伝も無いまま公開された「ステップフォード・ワイフ」

 自分は公開を楽しみに待っていた作品。

 いざ初日を迎えると、レイトショーでの上映は無し…

 まぁ、久しぶりに正規料金で観ますか。 

 内容はドキドキとも違う胸騒ぎのする映画でした。評価は7です。

 最後で話しは急展開。内容は書けませんが。

 秘密にするように「ステップフォード男性協会」から警告されてますから。

 ただ、二コールが綺麗過ぎます。

 スタイルも抜群。最初の敏腕プロデューサーの時の髪型はちょっと…

 と思いましたが、それ以降はかわいいなぁと思って観てました。

 一人の理想郷への想いが始まりで、それ以降は男のプライドが生み出す

 不思議な街。ステップフォード。

 時間的にも93分とあっという間に観れる楽しい映画でした。

 この映画もレイトショーの時間帯に上映できるよう

 上映時間を工夫して欲しいものです。

 

第35回:オペラ座の怪人

 オペラ座の怪人観てきました。

 今まで舞台とかも観たことが無く、知識ゼロのまま観ました。

 評価8です。

 映像の美しさと音楽の素晴らしさに圧倒されましたね。

 ミュージカル映画は元々好きで、「ムーラン・ルージュ」や「シカゴ」

 とかも音楽で圧倒されましたが、今回はそれ以上!!

 また上記作品以上に完璧なミュージカル映画
         (舞台版を映画にしたんだから当たり前か)

 映像と音楽に圧倒されたのは最初のシャンデリアが上がっていく場面と

 音楽「OVERTURE」が流れた瞬間「きたーっ」と鳥肌ものでしたね。

 また、主演のエミー・ロッサムの綺麗さに息を呑む場面が多くありました。

 ストーリー展開を知らないまま行った(若干の知識はあるが)ので、

 ストーリーに飲み込まれたという部分はおおいにありますね。

 「ファントムは何者だ?」、「クリスティーヌはどっちに行くんだ?」
 
 展開を知っている人には当たり前に見ているんでしょうが、

 こっちはドキドキもので観てましたね。

 最後にがっかりなのは、チラシやパンフレットのファントムの仮面が、

 劇中と反対な部分。意図的なもの?

 それとも撮影上左部分が、影で暗くなるから右に仮面?

 まぁ、本編とは関係ないですが…

 観終わった後サントラも買いました。

 一部地域では売り切れという話ですが、普通に買ってきました。

 田舎の方はサントラ買う人は少ないんですかね?

 まだ何枚か置いてありましたから。

 今も聴きながら、この評価を書いてます。

 また、劇中に引き込まれる感じです。 

 購入は↓のサントラ盤ではないですが、参考に…




アーティスト: Simon Lee, Alison Skilbeck, Chris Overton, Ciaran Hinds, David Langham, Emmy Rossum, Gerard Butler, Halcro Johnston, Imogen Bain, James Fleet
タイトル: The Phantom of the Opera (Original Motion Picture Soundtrack) (Special Edition)

第34回:クイール




タイトル: クイール









 最終回の今回は「クイール」です。

 原作は読んだことがありません。

 出演者もそんなにうまい演技という感じでは無かったです。

 しかしクイールの表情や演技?が感動を呼ぶ映画でした。

 評価は7.しかし3作品の中でただ純粋に映画を楽しめました。

 犬好きにはたまらない映画ですね。

 今日までの3作品はどれも感動する場面の多い作品でした。

 また、扱うテーマも違う中で順位をつけると

 1位・・・半落ち

 2位・・・クイール

 3位・・・解夏

 こんな感じですね。

 どれもお勧めできる作品ではありました。

 昨日オペラ座の怪人を観て来ました。

 今日も何か観ようかなって思ってます。

 また近日更新します。

第33回:半落ち




タイトル: 半落ち







 第2夜邦画特集は「半落ち」です。

 まずは泣きましたね。主演の寺尾 聰の演技がいいですね。

 空白の2日間をめぐる感動作でしたね。

 評価は7です。

 嘱託殺人をめぐる話。もし自分の愛する人、もしくは家族が、

 日を重ねるごとに壊れていく(痴呆が進むなど)と、どんな思いなんだろう。

 そして、殺してくださいと頼まれれば…

 いろいろ考えてしまいます。

 最後のシーンでドナー提供者とお互いの存在を理解して相対する部分は

 ほんと良かったと思います。

 ただ残念だったのが、吉岡 秀隆の立場がちょっとあやふやだったのが

 残念でした。

第32回:解夏

 今日から3夜連続で、先週末観た邦画を評価します。
 
 今日は「解夏」です。



タイトル: 解夏






 評価は6です。

 日本映画独特の静かな感じの映画でしたね。

 視力の悪い自分も目が見えなくなる恐怖が若干なりにも分かるので、

 切ないというかなんともいえない感覚でしたね。

 結夏と解夏という仏教用語。

 故郷を愛する気持ち。

 好きな人の為に、一緒に生きる。

 いろいろ考えさせられ、所々でウルッとくるストーリー。

 よかったですね。「世界で…」よりは作品として上出来だと思います。